帯状疱疹／かぶれ

帯状疱疹

「帯状疱疹」

帯状疱疹は　小さい頃かかった水疱瘡のウイルスが
長い間　知覚神経の根元に潜んでいて、
免疫力が落ちたところで再活性化して発病してしまう病気。

ウイルスが神経節内で増殖して強い痛みとなり
そうのウイルスが神経を通って皮膚にいたって
神経領域に帯状に水ぶくれを発病する。

「症状」
片側の神経の領域に　チクチクするような痛みが起こる。
この時はまだ発疹は現れない。
２、３日すると痛かった部分に帯状に　赤い紅斑（赤い腫れ）が現れ
まもなく紅斑上に水ぶくれができる。
この時点になるとはっきり帯状疱疹という診断が。。。
水ぶくれは数日で破れてびらんになり　
数週間でかさぶたになって治る。

帯状疱疹が現れるのは、胸から背中にかけてが最も多く、
そのほか頭や首、顔などによくできる。
腰、太もも、手足などにはあまりみられない。

一般には他人に感染することはない。
しかし　水痘にかかったことのない人には　
水痘としての症状がでることがあるので、注意が必要。

顔面　とくにおでこにから鼻にかけての帯状疱疹は
角膜炎や虹彩炎を起こすことがある。

「診断」
神経痛と帯状に並ぶ水ぶくれで診断。
発疹がが少ない場合は　単純疱疹との区別が難しい。

「治療」
帯状疱疹なら発病してからできるだけ早く病院で治療を開始したほうがいい。
神経痛などの後遺症を残さないために早期治療が大切！

まず安静が第一。
精神的、肉体的ストレスや疲労時に多いため
十分な栄養と睡眠をとり回復のため安静にする。
水ぶくれは破らないようにし、二次的な化膿を防ぐようにする。
破れたり潰瘍、ただれていたりするとき、重症のときには入浴は避ける。

皮膚科を受診して　内服、外用薬で治療。
症状がひどければ入院して点滴することもある。
痛みが残ったら　麻酔科などで神経ブロックなどを行うこともある。
「帯状疱疹後神経痛」といって　神経痛のみが
発疹治癒後数ヶ月経ても残ることが　高齢者ほど多い。

２００５年５月１日（日）日記より

母が数日前から顔半分が痛いと言っていたと思ったら
おでこから目にかけて湿疹ができてきた。
始めは「かぶれ」かとも思ったが　いろいろ調べてみると
「帯状疱疹」に症状がとっても似ている！
帯状疱疹なら発病してからできるだけ早く
病院で治療を開始したほうがいいのだが運悪く日曜日。
皮膚科は日曜当直医もないし。。。
明日　病院に行く予定だけれど　心配なのこともある。
ゴールデンウィークで臨時の休みでないといいのだけど。。。

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２００５年５月２日の日記より

母は朝一番で皮膚科に行ってきました。
驚きましたーーーー
何かというと飲み薬の値段です。
先生が「ちょっと高いですが。。。」と言ったそうだけど
さすがに先生が言うだけあって　高い！

塗り薬は「アラセナＡ」成分はビダラビン
目にふちにも水泡ができているのに目の周りには塗れないんですって！

問題の高価な飲み薬は「バルトレックス」
成分は塩酸バラシクロビル。１日３回　１回２錠。
１錠が約６００円します。１粒ですよーーー
その３割負担が支払いです！

４日分お薬をもらって　約６千円也！
なんでこんなに高いんだろう。
新薬だから　ジェネリック薬品はないのかな？　

症状は飲み薬を飲んでから　体調が悪くなったようです。
症状が進んだためか　薬の影響かわかりませんが。。。
目も開けられないほど　瞼が垂れてきました。
全身の倦怠感がすごいようです。

病院でもらったお薬はこちらをよく利用してチェックします～
おくすり１１０番

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２００５年５月６日日記より

やっと病院の休診が終わって　母は皮膚科に２度目の受診。
母の行っている皮膚科の先生は　積極的な治療はしない主義。
古いタイプの先生なので　最新の治療は取り入れてもいない。
母の症状は「ひどいほうではない」とさらりと言う。
眼科に言ったほうがいいか　相談すると　
「行きたいなら紹介状を書きますよ」という感じ。。。

私が眼科に行った方がいいと散々言ったのもだから
母は紹介状を書いてもらって眼科も受診。
角膜は無事だったー　でも　症状が治まったころ視力検査を行うという。
ゾビラックス眼軟膏を処方され　１日５回塗布するのだが
目が塞がっているので目に軟膏を塗るのは大変！私が目薬係りになりました。
先生は「大きな声では言えませんが　皮膚科で処方されている軟膏より
この薬のほうがいい薬ですよ。目だけでなく目の周辺に塗るといいですよ。」
なんだかな～皮膚科よりいい薬をだす眼科か～複雑な心境です。
次回は皮膚科が月曜日、眼科明日の受診です。
眼科のほうが熱心？

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５月９日(月曜日）日記より

眼科と皮膚科受診
眼科では視力検査を行った。
皮膚科では飲み薬が　ナイキサン１日３回　１回２錠　になった。
塗り薬は出すと言ったのに　帰宅したら入ってなかったーーー
でも、眼科でもらったいい薬(笑）があるから～

母の帯状疱疹はピークを超えた！
解放に向かっているのを見て取れる。
塞がっていた目も開いてきた。
おでこはかさぶたになり　かさぶたが取れ始めた。

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５月１２日（木曜日）日記より

母の帯状疱疹は開放に向かっている。
主人が実家に帰ったときに　義母に帯状疱疹の話をしたらしく
心配して電話をかけてきた。
１０年以上前に主人の弟が帯状疱疹になったときの話をたっぷり聞かされた。

義弟は体に帯状疱疹ができ　皮膚科に行ったら
ここでは治療が無理なので総合病院に行くよう言われた。
そして　麻酔科にて　毎日　点滴による治療を受けたそうだ。

義母はうちの母が皮膚科と眼科で治療を受けていて　
大きな病院で　点滴治療をしていないのが　気になるらしい。
盛んに「しっかり治さないと繰り返すからね～」と言う。

心配してもらうのはありがいんだけど。。。ちょっと複雑。
うちの主人はおしゃべりなんだから～　

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母が帯状疱疹になって２０日ほど経った。
病院は　皮膚科は来週診察予定。眼科は１ヵ月後に視力検査予定。
顔は　まだきれいに治っていない。
やけどの跡のようなケロイドになりそうな感じがする。
でも　本人にはとても言えない。
何歳になっても　顔の傷は気になるものだから。。。

先日　買った　高濃度コエンザイムＱ１０

1粒にCoQ10を101mg+αリポ酸40mg配合　GOLDコエンザイムQ10『6月中旬発送分』　【送料無料】

をあげた。
普段はカプセルは大きくて飲みずらいからと飲まない母も
「傷が少しでも治るなら　飲むわよ！」と言って飲んでいる。（笑）
少しは細胞が活性化するといんだけど。。。

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２００６年２月２６日
母が　おでこの痛み　頭痛　目の痛みが発生
夜中から突然痛みに襲われ眠れなくった。
帯状疱疹の後遺症のようだ。
数日前から　鼻炎も始まって　体調は最悪の状態。
帯状疱疹の時には　皮膚科と眼科に通院したが
後遺症の痛みには　何科を受診したらいいのだろうか？
麻酔科やペインクリニックは　あまり見かけないし。。。

2006/1/31本当は怖い家庭の医学「頭痛」「偏食」より

『本当は怖い頭痛　～覚醒する悪魔～』
あなたは最近　ズキズキするような頭痛がしませんか？
耳鳴りがすることはありませんか？
そして何より　体のどこかに水泡ができていませんか？

人材派遣会社の女社長（５１歳）は、負けず嫌いで強気な性格。
３年前に独立して以来、結婚もせず仕事一筋に頑張ってきたが、
小さな会社のため何でもこなさなければならず、疲労とストレスはピークに達していた。
そんな時、右の側頭部にズキズキと締め付けられるような痛みを感じた。
働き過ぎがたたって調子を崩したのか・・・と市販の薬を飲んで様子を見ていた。
３日後　頭痛は続いていた。楽になるのは入浴してリラックスした時だけ。
次なる異変は耳鳴り　耳の後ろに小さな水泡。
触っても痛みや痒みは感じず１個だけなので　放っておいた。
まっすぐ歩けなくなるが　まだ病院へはいかなかった。そして。。。

１）頭痛
２）耳鳴り
３）耳の後ろに水疱
４）激しい頭痛
５）まっすぐ歩けない
６）顔面麻痺

＜なぜ、頭痛から帯状疱疹に？＞
「帯状疱疹」とは、胸や腹部などに帯状の水疱ができ、うずくような痛みをもたらす病。
日本では、現在およそ２０００万人もの潜在患者がいるといわれている。
その原因は、ほとんどの日本人が持っている水疱瘡のウイルス。
日本人の９割がかかる水疱瘡。実は　病気が治っても体内の一部で生き続けている。
そして機会を伺っては、再び活動を始め帯状疱疹となるのだ。
しかし帯状疱疹の多くは、痛み以外、それほど重い症状を引き起こすことはない。

なぜ彼女は顔面麻痺に襲われてしまったのか？
原因は、帯状疱疹が出た場所。
水疱瘡のウイルスが姿を隠したのは耳の近くの三叉神経でした。
そのウィルスが、激務による疲れやストレスによる免疫力の低下に乗じて
眠りから目覚め、活動を再開。耳の後ろの水疱という症状を引き起こしたのだ。
でも一個だけだからと気にも留めなかった。実はこの場所こそが落とし穴。
彼女は髪の毛の下に隠れていた、いくつもの水疱を見逃してしまったのだ。

こうして密かに目覚めたウイルスは、まず、脳に近い神経細胞を傷つけ、
その後、耳の近くにある内耳神経へと向かい、
平衡感覚を司る三半規管まで傷つけてしまった。

そして顔面麻痺。これこそ活性化したウイルスが、
ついに顔面神経まで破壊してしまった結果。
帯状疱疹のおよそ７５％は、胸や脚に目立つ水疱が出来るため、発見は容易。
しかし残りの２５％は、頭部に発症。
中でも隠れた場所に水疱ができると、発見が遅れ重症化しやすい。

現在、帯状疱疹は、早期に発見すれば、抗ウイルス薬の投与で、比較的治りやすい病。
しかし発見が遅れると、激しい痛みが後遺症として数年に渡り残ってしまうこともある。
彼女も、顔面麻痺は治ったものの、あのひどい頭痛に現在もまだ悩まされている。
彼女のように、四六時中襲ってくるしつこい痛みのせいでうつ病を発症、
ついには自殺を図ってしまう患者もいる。
だからこそ、痛みとともに現れる水疱というサインを決して見逃してはいけない。

一体どんな場所に水泡ができるのか？
目立つ場所意外に　足、お尻、眉毛の下、手の平などにもできる。
痛みが出て数日後　帯状の水泡が体の片側に出るのが特徴。

「帯状疱疹にならないためには？」
１）免疫力を正常に保つことが大切。
２）疲れやストレスをためないことこそが最大の予防法。

水疱瘡にかかっていない人は　帯状疱疹にはならない。
帯状疱疹は　基本的には１度かかると２度はかかりにくい。
血液検査で　抗体を持っているか持っていないか
また抗体があっても　強いか弱いかがわかる。

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きょうの健康（2006/6/19～23放送)「早めの対処が決めて！帯状疱疹」より

帯状疱疹とは　帯状に赤くなって水ぶくれができる病気。
強い痛みがでてから　水ぶくれができる。
かかったことがある水疱瘡ウィルスが　遺伝子の形で神経に潜んでいる。
疲労ストレスが原因で発症する。体の片側にだけ発症する。

帯状疱疹で、最初に出てくる症状は痛み。
帯状疱疹は、知覚神経の根元に潜んでいた「水ぼうそう」のウイルスが、
何らかの刺激を受けて増殖することで起こる。
知覚神経は、痛みなどの感覚を伝える神経で、
増殖したウイルスによって傷つけられて、痛みが生じる。
若い人の場合は、痛みが軽いこともあるが、多くの場合、痛みは徐々に強まる。
症状が痛みだけの段階では、痛む場所によって、
狭心症、虫垂炎などさまざまな病気に間違われることがある。
体の片側に強い痛みが４～５日間続く場合は、帯状疱疹の可能性が高いと考えられる。

ウイルスは、知覚神経を伝わり、約１週間かけて皮膚に到達。
すると、今度は皮膚に炎症を起こし、発疹が現れる。
知覚神経は、脳・せきずいから左右に分かれて、顔、背中からおなかへと伸びている。
発疹は、ウイルスが伝わる神経に沿って、体の片側に帯状に現れる。
発疹は、最初はブツブツとした盛り上がりで、徐々に水ほうができて大きくなる。
治療しないで放っておくと、皮膚にあとが残ったり、
激しい痛みが長期間続く「帯状疱疹後神経痛」になることもある。
痛む部位に発疹を見つけた場合は、できるだけ早めに受診しよう。

治療のポイント
・ウィルスの増殖＋皮膚の炎症
・痛み
できるだけ早く抗ウィルス薬を投与することが大切。

抗ウイルス薬による治療を　皮膚症状が現れてからすぐに、
遅くとも３日以内に始めることが大切。
抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑える薬で、「内服薬、点滴、外用薬」がある。
このうち一般的に使われるのが内服薬で、症状に応じて５～７日間ほど服用。
重症の場合、顔や全身に起こった場合は、点滴による治療を行う。
場合によっては入院することもある。
皮膚の炎症が強い場合は、内服薬と併用して軟こう（外用薬）を使うこともある。
抗ウイルス薬の服用によって、頭痛、吐き気、
胃もたれなどの副作用があった場合は、医師に相談する。

「もしかして帯状疱疹？チェック」
・違和感＋痛み・・・からだの片側
・痛み増強
・４～５日続く痛み
・赤いブツブツ
帯状疱疹の進行状況を表している。
発疹がでていたら皮膚科や専門医をできるだけ早く受診する。

帯状疱疹は１度なったら２度とならない？
統計では１％の人が２度かかっている。
子どもの頃　水ぼうそうにかかって作られた免疫記憶細胞は、
20～30歳代になると数が減少し、帯状疱疹になりやすくなる。
子育てなどで水ぼうそうにかかった子どもと接触する機会があると、
再びこの細胞の数が増るが、その後　約20年たつと
再び数が減少するので、50～60歳代もなりやすい年代。

免疫記憶細胞の減少に、免疫力の低下が加わると、
帯状疱疹はさらに起こりやすくなる。
免疫力は、疲れやストレスがたまることで低下する。
仕事やレジャーなどで体を酷使しひどく疲れたときや、
精神的なストレスが加わったときは、注意が必要。

時期的には年度末や年の暮れ、連休のあと、
お盆のあとなどに患者さんが増える傾向がある。
ほかにも、手術や放射線治療を受けたあと、
ステロイド薬や抗がん剤を使った場合、
糖尿病やがんなどの病気をもっている場合も、
免疫力が低下し帯状疱疹になりやすいといえる。

＜帯状疱疹の痛みをとる方法は？＞
帯状疱疹が治ってからも　一部の人（３～１５％）は
帯状疱疹後神経痛になってしまう。３ヶ月以上持続する痛みを持っている。
神経を壊しながら出る痛みなので　どれだけ神経が破壊されたかによって違う。

現在行われている痛みを抑える治療
・抗うつ薬
・抗けいれん薬ー効果はあるがアレルーギーが出る人もいる
・神経ブロックー寝たきりの人

帯状疱疹の場合　ウイルスの増殖を抑える治療とともに痛みを抑える治療も行う。
初期から鎮痛薬、ステロイド薬などが使われる。
「帯状疱疹後神経痛」になりやすいお年寄りやうつ傾向の人には、
抗うつ薬が使われることもある。抗うつ薬には、痛みをやわらげる作用がある。
痛みが激しく、のみ薬では痛みを抑えられない場合に、
神経などに麻酔薬を注射し　痛みを一時的に抑える
「神経ブロック」が行われることもある。
早めに痛みをとることが症状を悪化させず、帯状疱疹後神経痛を防ぐことにつながる。
痛みを我慢しないで、積極的に抑えるように。。。

自宅でできる痛みの手当て
患部に痛みが出てほてりがあるときは　冷やす。
ビニール袋に濡れタオルを入れて冷やす。
氷や保冷剤は使わない。麻痺が出ることがある。

皮膚症状がとれても痛みが残っているときは　温める。
ビニール袋に温めたタオルを入れて温める。
炎症で破壊された細胞を再生させるためにも効果的。

急に強い痛みが出た時は　患部を圧迫するとよい。

帯状疱疹の予防ワクチンはどこで摂取できる？
帯状疱疹の予防ワクチンはない！
水疱瘡の予防ワクチンを摂取する。
水疱瘡の予防ワクチンが帯状疱疹の予防になるとこが
アメリカですでに証明されている。
保険が利かないので　５千～１万円　自己負担。
帯状疱疹のことをよくわかった先生でないと
なかなか打ってくれないので
帯状疱疹の専門医に打ってもらうとよい。

皮膚がかさぶたの状態で感染の可能性は？
（水疱瘡に感染していない予防接種前の子どもは感染の可能性がある？）
帯状疱疹になって４日目（水ぶくれの状態）までは　うつす可能性がある。
接触した場合は　近くの病院で抗ウィルス薬を飲むと軽くすむ。
感染者と接して３日以内だったら　
水疱瘡ワクチンを接種すると免れる場合もある。
正常な子どもは水疱瘡に感染しても心配は少ないが
アレルギーやステロイドを飲んでいる子どもの場合は
積極的に治療したほうがよい。

帯状疱疹の後は消える？
黒いしみはいつか自然と消えていく。
その人のスキンタイプ　色黒なのか色白なのかによって違う。
日焼けの後がどれくらいで消えていく速さと
帯状疱疹のシミが消えていく速さとだいたい同じ。
凹みは　ある程度はよくなるが
ひどい場合は　形成外科や美容外科で
レーザー治療や外科的切除で治療することもできる。

旅行や外出はどのくらいだったら可能？
治ってから１０日くらいしないと免疫ができていない。

完全に痛みをとる方法はない？
どのくらいまでが自分で納得がいくか。
季節によっても痛みが違うが　いずれはなくなってくる。

妊娠４ヶ月で帯状疱疹の薬を飲んでいるが胎児に影響はない？
薬を使わずに後遺症が残ったりするほうが大変。
奇形が生まれたなどの報告はない。

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きょうの健康（2006/7/19放送）
『気になる皮膚トラブル・かぶれ」より

＝ある女性の例＝
慢性的な肩こりで医療用の湿布薬を使っていました。
ある日　天気がいいからと友人と屋外でテニスをしました。
その後　肩の異変に気がつきます。
２日前に湿布薬を貼っていた場所に　かぶれを起こしていました。
これまで同じ湿布薬でかぶれたことがなかったため
原因がわからず病院を受診したところ　
肩に残っていた湿布薬の成分が紫外線と
化学反応を起こし　かぶれたことがわかりました。

「光接触皮膚炎」といって　最近注目されている。
湿布薬を貼っただけではかぶれないが
紫外線が加わるとかぶれるという特殊なケースではある。
そもそもかぶれは　肌に触ることによって起こる接触皮膚炎。
意外と原因を自覚していない人が多い。

蕁麻疹は　原因となる物質が入ってきて
１０～１５分という早い時間で出没して移動する。
それに対して　かぶれは　反応が遅い。
物質が接触してから起こり始めるのが　半日後くらい
最もひどくなるのが　１～２日後
治るのに　１週間～１０日かかる。

症状は　
植物だと触ったところが赤くなったり
湿布薬だと貼った部分が赤くなったり
接触性皮膚炎は　基本的には触ったところが赤くなる。

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■刺激性
・量が多いと起こる
・初回の接触でも起こる
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■アレルギー性
・少量でも起こる
・初回の接触では起こらない
医療上問題となるのはアレルギー性
２回目以降に　激しく起こってしまう！
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「刺激性接触皮膚炎」
原因物質　灯油・酸・アルカリ・洗剤　など

「アレルギー性接触皮膚炎」
原因物質
・食品（果物・野菜など）
　パイナップル・パパイヤ・マンゴー・キーウィなど
　長いも・山芋・シソ・たまねぎなど
・植物（花粉・樹液・毛など）
　イラクサ・イチョウ・ウルシ・ツタウルシ・サクラソウ・シソなど
・化粧品・染毛剤　
　頭だけだった毛染め　顔だけだったら化粧品を疑う
・ゴム製品（ゴム手袋など
・金属製品（ピアス・指輪・ネックレス・時計など
・皮革製品　

「アレルギー性接触皮膚炎の起こり方」
１回目）刺激⇒細胞⇒リンパ球⇒リンパ節が記憶
２回目）刺激⇒記憶しているリンパ球がすぐ反応⇒かぶれる

使い始めて２週間くらいで起こることが多いが
場合によっては　初めて使って　すぐ次の日に症状が出ることもある。
この場合　以前知らないうちに同じ成分のものを使っていた可能性がある。
一番わかりにくいのが　頻度は少ないが
長く使っていた場合に　でることもあることもある。

「かぶれの検査について」
食べ物そのものを直接体に塗って　反応するか調べる方法がある。
アレルギーがあれば皮膚に赤い反応が出る。
その他　原因物質がある程度推定されている場合
その成分が含まれた検査用の試薬を使うパッチテストもできる。
患者さんが普段使っている化粧品などでも検査することができる。
パッチテストは　１０種類までは健康保険が使える。
シールを貼る場所は　主に背中を使う。
体全体が覚えているので　かぶれた場所で検査をする必要はない。
シールを貼って　４８時間後にはがし　
症状が出ていないかを確認する。

「かぶれの治療法は？」
原因物質をやめることが第１

炎症⇒ステロイド外用薬（比較的強めのものを１日２回１週間程度
かゆみ⇒抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬

１度かぶれたものは使わない
商品名が違っても　同じ成分の場合もある。
化粧品などもったいないからと使うともっとひどくなる場合がある。
新しいものを使う場合は手などでパッチテストを行うのがよい。